動物の習性を利用した環境調査のための省電力データ運搬手法 | Cyberforest for Environmental Education (CF4EE)

動物の習性を利用した環境調査のための省電力データ運搬手法

 

瀬崎研究室 (東京大学生産技術研究所・東京大学空間情報科学研究センター)

 本研究では、動物間マルチホップ転送方式による調査手法の「動物間ネットワーク」の実現のために、動物の個体間遭遇時のデータ運搬に着目しています。従来の手法と技術的な課題を整理し、動物の習性行動を逆利用した効率的かつ長期的な調査が可能なデータ運搬手法の提案を行います。具体的には、動物同士が接近した際に生じる習性行動を3軸加速度センサで解析し、動物間通信の引き金とすることで動物の習性を利用したデータ転送を実現します。これにより通信時間の省電力化を行い、人が立入れない森林地域の長期的な環境調査を実現させることを目的としています。

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