第11回サイバーフォレストシンポジウム/サイバーフォレストワークショップ
<主催>
東京大学サイバーフォレスト研究会
<日時・会場>
2022年3月13日(日曜日)
10時~12時:ワークショップ
14時〜17時:シンポジウム
オンライン会議室Zoom(東京大学富士癒しの森研究所よりライブ配信)
サイバーフォレストワークショップ
【趣旨】サイバーフォレストとは「インターネットの先にある本物の自然」をテーマに、森林の日々の変化や鳥の鳴き声などを記録する定点カメラやマイクを設置し、記録した動画や音声データをインターネットなどを利用して発信するシステムです。東京大学サイバーフォレスト研究チームは、1995年から秩父演習林の森林環境のモニタリングを続け、記録データを近県の小中学生に発信し遠隔授業を行なうなど、教育の場での利用も進めてきました。
今回のワークショップでは、ご参加のみなさまにサイバーフォレストを知っていただきつつ、今後の活用法や発展のさせ方について一緒に考えて行きたく思っています。クイズや簡単なディスカッションなどを通して、楽しい場にできればと思っていますので、是非ご参加ください!
【対象】大学生・大学院生・若手社会人(原則29歳以下) × 20名程度
【参加費】無料
【参加申込】https://forms.gle/orM6abUyrqWrMAEn6
※注:午後のシンポジウムへの申込フォームは下にあります。
【応募締切】2022年3月10日(木) 中
第11回サイバーフォレストシンポジウム「インターネットの先にいる森の芸術家たち」
【趣旨】東京大学サイバーフォレスト研究プロジェクトでは、秩父演習林をはじめ日本各地で定点カメラ・マイクによる森林景観の記録を、1995年より現在まで継続してきました。しかし、たとえカメラやマイクで森林景観を24時間365日ずっと記録し続けたとしても、森林のすべての変化を捉えられるわけではありません。むしろそれは、新たな未知なる自然の姿に遭遇するプロセスにおける、エントランス的な部分だと考えたほうが良いのかもしれません。サイバーフォレストのその先には、現代の科学では解明・把握できていない森の事象も数多、人知れず発生しているのだと思われます。
そこで本シンポジウムでは、科学的・論理的な方法だけでなく、音楽や文芸などの各種芸術をはじめとする感性的な森林の捉え方についても、森と人の現代的な関係を築く方法論として捉え直し、様々な分野の観点から議論を交わしたいと存じます。それが、単に「繋ぐ」という表現では言い尽くせない、まだ誰も知らない新たな森と人との関係のあり方を「紡ぎ直す」とでも言うべき営みの端緒になればと考えています。
【対象】どなたでも参加可
【参加費】無料
【参加申込】https://forms.gle/Hp2FhxjNfUNuNd469
【プログラム】
13:45 開場
14:00 開会挨拶・趣旨説明
中村 和彦 (東京大学)
14:10 第1部:森に刻まれた時の記憶
講演者:
青木 奈緒 (作家・エッセイスト)
鈴木 智之 (東京大学)
齋藤 暖生 (東京大学)
15:05 第2部:誰がために鳥は鳴く
講演者:
植田 睦之・黒沢 令子 (NPO法人バードリサーチ)
藤稿 亜矢子 (東洋大学)
前 春見 (株式会社MAE)
16:00 第3部:インターネットの先にひろがる芸術の森
講演者:
太刀川 みなみ・加藤 千博 (NPO法人ビーグッドカフェ)
岡田 晴夫 (サウンドラボ)
小林 博樹 (東京大学)
斎藤 馨 (東京農業大学)
16:50 総括・閉会挨拶
藤原 章雄 (東京大学)
17:00 閉会
※本シンポジウムは、科研費基盤研究(B) (20H03013)「次世代の自然風景地の保護と利用」および宇宙航空科学技術推進委託費「環境音と衛星画像を用いたヒマラヤ山岳地帯の野生動物保全・犯罪対応の拠点形成」の成果発表を含んでいます。
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